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七日日記

七日日記です。更新頻度はそんなに高くないと言われています。

何かを作るのはむずかしい

ニンテンドーDS、というゲーム機があります。ご存知でしょう。一世を風靡した任天堂の携帯ゲーム機です。大人も子供も分け隔てなく電子の遊戯に熱中するようになった原因であります。発売当時小学生だった私も例外でなく、簡単に魅了されてしまいました。

 

RPGツクールDS、というソフトがあります。こちらはご存知ないでしょう。その名の通り、ゲームを作るゲームです。当人の才覚、熱意次第でいくらでも遊べるゲームを、当時私は持っていました。

 

無論私に何かを作る才能、あるいは駄作でもなんでも完成させる情熱なんてものはなく、RPGツクールDSは早々に埃を被ることと相成りました。妥当ですね。

 

なぜ今になってこの話を持ち出したのか。それは小学生の私が考え出したストーリーが、未だに胸の内に居座るからです。この際ここにぶちまけて、厄介な過去の追跡からサヨナラバイバイしようという魂胆であります。

 

 

 

主人公は勇者です。RPGの主人公を勇者か光の戦士かにすることは、非常に楽な、もとい安全な基盤であると言えます。多少の無理もこじつけられます。まさに無難オブ無難。無難大賞2017大賞受賞待ったなしであります。

 

さてこの勇者、物語の開始時点でレベルがマックス、つまり100です。じゃあなんだ敵もそのくらい強いのか、という疑問ですが、ところがどっこい、敵は10とか20とかその辺です。ワンパン必死です。

 

このゲームにレベリング(キャラのレベルを上げること)という作業は存在しません。代わりに"レベルを下げる"という選択肢が存在します。

 

具体的に説明しましょう。

 

魔王を倒すべく一人で旅立った最強の勇者は、旅の途中、様々な街に立ち寄ります。街で勇者は、その街で暮らす住民の、いろいろな苦悩や障害に相対することとなります。一人娘が難病で死にかけていたり、魔物が怖くて立ち向かえなかったり。人並みの弱さを抱える一般人に、完全無欠の勇者は興味を惹かれます。

 

ーーそこで勇者は、"自身の強さを譲り渡す"選択を思い付くのです。

 

 

 

もちろん強さ(レベル)をあげるかあげないかはプレイヤー次第です。困っている人すべてに強さを渡し、レベル1となってしまった勇者で魔王に挑むも良し、レベル100のまま魔王を蹂躙するも良しです。マルチエンディング仕様。

 

まぁマルチエンディングにするということはそれなりに手間のかかることで、また道中にもそれなりに選択肢があるということはそれなりの会話、ストーリーを組まなければならないということで、一介の小学生にそんな芸当ができるはずもなくそのままお蔵入り、ということで今に至っています。

 

はい。供養はしたのでもう化けてこないでくださいね。